ALX03


2024年1月6日 ALX03トランジスターAMPの作成


1995年くらいからずっと真空管AMPを使ってきましたがハムが出る様になってしまい、
昨今真空管AMPの修理パーツが手に入らないのでトランジスターAMPを作る事にしました。
たかじんさんの電流帰還AMPであるALX03を作って行きましょう。








まずは基板と部品を国内外から取り寄せます。
トランジスターAMPと言えどもすでに入手困難な部品が多く特に半導体はギリギリで入手しました。
MOSFET版も作って見たかったのですが、推奨のMOSFETは全く手に入りません。
推奨のトランジスターで組んで見る事にします。








主要部品が届いたのでまずは抵抗から実装を始めます。



2024年1月14日 配線材料検討







内部配線はオヤイデ電気で売っているモガミのOFCです。これまで色々なオーディオ機器を作ってきて
この配線が最も音が良いと思っています。
トランジスターAMPは電流が流れるので電源部と出力部は#2516の太い先を使います。








だいぶ組み上がってきました。半導体は出来るだけソケット化して後で取り替えられる様にしておきます。






2024年1月28日 レイアウト検討








基板に主要な部品が乗ったところでレイアウトの検討です。
先に基板を並べて大体の大きさを掴んだところでシャーシを発注してレイアウトを行います。今回はタカチのケースにしました。
トランジスターAMPの場合バラックで組むにしてもヒートシンクが必要なのでヒートシンク付きのケースを初めから発注します。










別の角度からも写真を撮っておきます。真ん中になんとかALPSのミニデテントを配置出来そうです。
MUZEのKZは低域も出る貴重なコンデンサーですが、ディスコンになってしまいましたね。困ったな。



2024年2月04日 火入れ








ヒートシンクにパワトラを取り付けるネジ穴のタップを切って放熱出来る様になったので
まずは方chから火入れです。
無事一発で出力が出てきたのでほっとしました。残りのchも通電してみましょう。












両方のchを接続して電源を入れます。
ドキドキする瞬間です。
特に何も問題なく保護回路が解除されました。











WeveGeneを接続してオシロで信号を確認します。
入力された信号が増幅されて歪もなく出力されています。
やれやれ一安心です。
バラックの状態ですが、音を出して聴いてみましょう。






2024年2月11日 音出し








まだバラック状態ですが、とりあえず音を聴いてみましょう。
OPAMPはOPA627とNJM5532です。
期待に胸膨らむ瞬間です!
あれ?なんか情報量が少ないというか中高域の伸びがないですね〜
まだエージングしてないからかな。
OPAMPを取り替えて聴き比べてみましょうか。







2024年2月18日 OPAMP選び



OPAMPをLH0032にしてみました。かなり情報量が増えていい感じなのですが、オフセットが凄くて
調整して電源を入れると落ち着くまでに3分くらいかかるのでそれまで音が出ません。
龍一さんに勧められたAD817を試してみました。これは良いです!シンバルのタッチやピアノのアタックが
ちゃんと再現出来ています。そろそろシャーシを組み立てましょう。





一番面倒くさい角穴開けです。
シャーシ加工はついめんどくさくてなかなか腰が上がりませんが、一気にやってしまいましょう。









やれやれ一段落です。
これから各パーツを取り付けて全体を仕上げて行きましょう。










やっと組み上がりました。
ここで内部の配線を本来予定していた太い物に変えたのですが、これがまたかなり変わりました。
低域が豊かになり引き締まった解像度の高い低域になりました。
配線も大事ですね。











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