基板に対する考え方


基板とアートワークに関する考え方

私は電気は急に曲がれない、川の流れと同じ物だと考えています。
したがって出来るだけ直角に曲げたりはしないようにしています。
直角に曲がったら内側に渦を巻き、外側に波が立つと考えGNDのベタを作る時でも
隅を円で書く様にしています。私のアートワークが全体的に角が無く丸く見えるのは
そうした考え方から来ています。
また、電源などは極力スルーホールを避ける様にしいます、これもまた水と考えると
直角に穴に落ち込み薄い銅箔を通りまた直角に曲がって出口になるわけで流れがスムーズ
であるとは思えません。

そして川幅は深い方が良いので(特に電源は)価格は高くなりますが、アナログ系の基板は140umの銅箔を使って
います。これはLH0032_AMP基板で35um、70um、140umの3種類を作って比較した場合圧倒的に
140umの物の方が音が良かったので自分の考え方が間違っていなかったとの確信を深め、以来140umの基板に拘って
います。MICRO0032基板は140umでは作れないと工場が言ってきたのでやむなく70umにしました。

また、金メッキを使わないのは銅にいきなり金メッキが出来ないので銅、ニッケル、金になってしまう
ため、ニッケルの音を嫌って避けています。


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