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2010/08/01 日

NASをどうするか

ストレージはいくらあっても困りません!

ここ3年くらいを振り返ってみると、毎度、ストレージの拡張、NASをかったり、いろいろやってます。
まじ、いくらあっても足りない!
データはたまる一方、バックアップもままならない。
バックアップが、どうにもならんなら、せめてストレージの冗長性だけでもなんとかしたい。

となると、市販のRAID5のNAS箱となるわけですが、パフォーマンス良いと
死ぬほど高いし、、、QNAPやThecusあたりのNASは、とにかく高い!

てなわけで、どうしようかひとしきり悩んでおりました。
で、どうしたか。

まず、8500円で買える2TB HDDである、WD20EARSを使おう!というところから
考えました。

ご存じの方も多いと思いますが、AFTなこのHDDは、そのまま使えば地雷とまで
言う方がいます。 4KBセクタとOSに通知しないし Windows Home Serverで使うのもナニだなと思ったわけです。
普通は、日立あたりの安全牌にいくところですが、値段が、、、

今回は、領域が足りないのでHDDを最低5台、すなわち10TBストレージを作りたかったのです。

となるとOSの選択肢としてFreeBSDかLinuxになります。
私はFreeBSDが好きなので、こちらでいくことに。
よくよく考えると、FreeBSDならFreeNASがあるじゃんということで、
FreeNASにてNASを作ることにしました。
http://shell.peach.ne.jp/aoyama/
にて公開されているFreeNASを拝借して試してみました。

マシンは、NECの1万円鯖 110GE
こいつはSATAが6ポートのってて、1万円でオトク
ただ、ケースが気に入らない。 HDDベイは4個。 HDDファンはないので、自分でつけなければいけない。
なので、マザボと電源だけ流用して、他のケースにいれることにした。

メモリ 2GB
CPU Core2Duo E4400
とした。
HDDは前述通りWD20EARS x 5として、マザボのSATAは1ポート空けておいた。
この先、なにか繋ぎたくなるかもしれないので。

まず、110GE側はなにもいじらなくてOK.
FreeNASにおいては、AHCIも有効のままいけたし、USBメモリブートもいけた。
特筆すべき点としては、FreeNASでAFT(4KBフォーマット)できたこと。
これは良い!

で、HDD5発だから RAID5かなーと思ったけれども、FreeNASはZFSが使える!
これはつかうでしょ!ってことで、ZFSで構築。
検索すると、FreeBSDのZFSはアンチな方も多いみたいだけど気にしない!

RAID5は、初期構築にウン時間もかかるから、それも避けたかった。
また、ZFSだと、領域がたりなくなったら、Poolに足していけるのが良い。
(しないだろうけどねw)

でベンチやら、スタビリティやら試した限りまったくもんだいないじゃん!という結論に達しました。

FreeNAS + 110ge + WD20EARS x 5において

メリット
・WD20EARSが問題なく使える笑
・USBブートも問題なし
・AHCI問題なし
・パフォーマンス、問題なし(CPUパワーによるものかなー)
 Read 70〜80MBsec, Write 80〜95MBsecくらい出ます。
 (なぜかWriteの方が早い、クライアントがゲイツだからか??)

デメリット
・ZFSは、CPUパワー、メモリを食う。
 特に、メモリは2GBは欲しい。Core2DUOにおいて、70%くらいCPUを食うときがある。
・いかんせんパソコンケースになるのでデカイ。良いケースないもんか。。。

というところでひとまず合格。このままNASとしてつかうことにした。

FreeNASでZFSを使うときは、kmem関連の設定は必須。
これしないと、i386版は確実にPANICします。
AMD64版は問題ないけど、とりあえずkmem関連の設定をしておきました。
64bit非対応CPUじゃないかぎり、AMD64版がおすすめ。

総合的に、ZFS(FreeNASのだけど)の感触は好感触。
私と同じように、金がなくて市販NASじゃどうにもならん人にはお勧めします。

だれか、HDD5台入る、冷却がよいMicroATXケースしりませんか?
CoolerMasterとかのでもよいんだけど、HDD 4ベイはFANからの風があたるのに、シャドウベイはあたらないのでちょっとなぁと。
ちいさくて、MicroATXマザーがつかえて、HDD5台、冷却出来る箱あったら買います。 詳しい方おしえてください。

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