2011/05/05 木

理解しながらつくるヘッドホンアンプ

ぶっちゃけ、本が出たときに、すぐ買って作っておけば良かったという感想。
もう1年近く経つじゃん。。。。

hamp.jpg

本そのものが、まず面白い。 読み物としてもかなり楽しめる。
私は基板目当てで買ったが、本を読んでみると詳しい解説、随所に見られる一貫したポリシーが感じられる。
オーディオは、「見た目音良い」とか、「高いパーツつけたんだから」というプラシーボが働きがち。 もちろんプラシーボも重要だけども、この基板から出て来る音を聴くと「は?」と思わせる。
「良い音の基準」がわからなくなりオーディオ迷走状態になっていたり、片っ端から音響部品を付け替える金と暇があるならば、まず、このアンプの音を聴いてみて。と言いたくなる。
このアンプから出る音は良い音とか、悪い音とか、そういったモノではない。
私の率直な感想で行くと、「色づけ極小、ストレート」な音だ。

オーディオの楽しみとして、パーツによる音色の変化を楽しむというのはあるが、
それはやはり、ある一定の基準がないと訳が分からなくなる。
このアンプを持っていれば耳をリセットできるかもよ?と思う。
高価なパーツを投じて音色の変化を楽しむ為のモノではなく、音の基準の一つとして持っていたいアンプだ。

私はパーツの値段が結構気になるほうだ。高い部品はあまり好きではない。
(まぁ、私のブログ見てる人はわかってますよねぇ)
ただ、10円の金皮と30円の金皮では悩まない笑
電解もKMGを好んで使う。
というわけで、このアンプ基板は電解はすべてKMG。
金皮は千石で簡単に手に入るREYとした。
石については、千石と鈴商、手持ちで対応。その他は秋月。
こんな感じで3000円かかっていない。安いもんだなーー
初段のK170は、大雑把に選別した物を使っている。10分放置後もフラつかず、安定している。

とりとめない状態になったが、そのくらいのインパクトがあったと言う事。
気になる人は是非お試しあれ。本も面白いよ。
1/1